
[2016/02/05]
離脱ユーザーのリスト分けでコンバージョン率を向上させる!リマーケティング広告運用法
コンバージョンを上げるためには「今買う」ユーザーを獲得することが近道です。ということは購買意欲の高いユーザーを何度も何度もリピートさせることがコンバージョンアップのために重要な対策となります。
では、一度サイトに訪れたユーザーを全てリピートさせることでコンバージョンは上がるのか?と言うと、そうではありません。
例えば、以下の例だと再訪問によるコンバージョンの期待値が全く異なります。
- 一瞬で直帰したユーザー
- 詳細ページまで見たユーザー
この場合、リストを別で蓄積して入札単価を調整して、コンバージョンに期待できるユーザーを優先して再訪問を促します。
これによって、効率の良い広告配信が可能となり、コンバージョンアップに期待できます。
今回は、このリマーケティングについて広告の設定方法や必要性をご説明したいと思います。
リマーケティングとは
一度、訪れたサイトの広告を別のサイトで何度も目にした経験はありませんか?これがリマーケティングという広告のターゲティング設定のひとつで、訪問したサイトからクッキーを付与されることによってユーザーを判別して広告を配信するというものです。
リマーケティング広告の配信設定
リマーケティング広告を配信するには、サイトにリマーケティングタグを設置する必要があります。
タグは、共有ライブラリ > ユーザーリストのタグの詳細をクリックして表示されるウィンドウから、設定方法をクリックすると表示されるので、アナリティクスタグと同じようにサイトの共通パーツなどに設置してください。
リマーケティングリストの作成
次にどのユーザーをリストにするのかを設定します。
+リマーケティングリストをクリックして任意の項目をクリックします。
ここでリストに追加する条件を指定します。同時にクッキーの保持期限も設定しましょう。
リストは組み合わせることも可能で、リストAからリストBを除外したユーザーへ配信する、といった配信方法もできます。
例えば、コンバージョンユーザーをリスト化してクッキーの保持期間を15日にしたとして、このリストを訪問ユーザーリストから除外すると、購入から15日間は広告を配信しない、というユーザーに配慮した方法も考えられます。
ランディングページをどのページにするべきか?
リマーケティングでは、広告からのリンク先となるランディングページをサイトのトップページにするのか?それとも別のページへリンクした方が良いのか?ということも考えましょう。
これは、広告の効果測定を行い判断することをおすすめします。
この計測はコンバージョン率に大きく影響するため、非常に重要です。
リマーケティングの必要性
ユーザーはどこで購入するかは自由です。このサイトじゃないとダメという商品などの差別化ももちろん重要ですが、他サイトにコンバージョンを流さないためにもリピート対策は必要です。
初回訪問したユーザーが別のサイトでコンバージョンするということは、そのサイトへアシストしたのと同じです。
必ず、効果の高いリストを蓄積して、リマーケティング広告でリピート訪問を促しましょう。
その際、リマーケティング広告限定の情報を載せるなど、ユーザーをコンバージョンへ誘導するような訴求でバナーを考える必要があります。
リマーケティング広告の運用法まとめ
広告は「今買う」ユーザーにターゲットを絞って配信することが有効です。
このリマーケティングの設定は多少、複雑で敬遠しがちですが、大きくコンバージョンの数を増やすことも可能な広告です。
広告の配信方法は色々とあるため、必ず広告効果を検証してリストや広告の最適化を行いましょう。
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